El Diario Del Bufón Del Rey Lear

元リアの道化による独り言とか。

おかあさん

子供の頃、多分5歳ぐらいだったと思うんだけど寝る前に自分の荷物を風呂敷に包んで母が井戸端会議をしているのを背にこっそり「お母さん、ごめんね」と呟いて泣きながら家を出るという妄想をしてよく泣いていた。多分テレビかなんかの影響だろうけど今思うと我ながら病んでる子供だ。

 

母が苦手であるのは割と成長してから気が付いた。悩んでいると「そんなことで悩んでいたら社会に出たらもっと困ることがあるんだし」とか言って取り合ってくれなかったしね。学校行けなかった時も「そんな理由でつまずくなんて」とか。

今でも覚えているのが、幼稚園の頃何でもバスケットで鬼である先生が「まだまだお母さんが大好きな人」っていうお題で私は席を移動しなかった。隣に座った友達が「え、道化ちゃん動かなかったの?」って聞いてきた。何て答えたかは忘れたんだけど、その頃から若干母が苦手だったのかもしれない。

 

ODをした日の夜母に「手をつないで寝ようか」と言われて全力で断ったし、最初の会社を辞めると決めた夜も当時一人暮らししていた家に母は来るなと言った(新婚だった姉が来てくれた)。

結婚する前は実家に帰るのが憂鬱だった時も一度や二度じゃない。妹も「ラスボス」と言ってたしね。姉にとっても母は難しい存在だったと最近Twitterで知った。

 

あと、アラサーの娘(妹)に書いている二次創作を「エロなの」と嫌そうな顔で問い詰めたこともあったな。ギリシア神話の本を読んでいると怒られたこともあったし。

子供の頃からチビデブスだったので生理が3年生ぐらいできた時も言えなかった。怒られると思ったから。実際後から外で遊ばないからだと怒られた。

 

結婚すると話した時に「おめでとうとは言わないけど」と母に言われた。まあ私の性格を考えてのことだったんだろうけど、絶対に忘れないだろう。それに何度も「お母さんのウェディングドレス着れば? 伯母さんが作ってくれたものだし、背格好も似てるから」と勧めてきた。誰があんたのドレスなんか着るかよ。自分の結婚式のドレスは自分が好きな物を着たい。で断ると「Aちゃん(幼馴染のお姉さんで姉と同級生)はお母さんのドレス着たのにね」と未練たらたら。うるさいわ。

 

友達の結婚式で「生まれ変わってもお父さんとお母さんの子供になりたい」とか「今まで育ててくれてありがとう」とか「大好き」とか言ってるのを聞くと信じられない気持ちになる。私はそんなこと思ったことないし、申し訳ないけど育ててもらった恩とか感じてない薄情な娘だから。

 

そうは言っても里帰り出産するかもしれないし。まあ、多分だけど感謝も謝罪も苦手だから母が死んだ時ぐらいしか気持ちを表せないんだろうな。

 

仮に私に娘が生まれたとして、娘から嫌われても仕方がないって思うのかな。そこはよく分かんないけど。

 

思うに母が苦手なのは努力しても褒められなかったからじゃないかな。ピアノの発表会では「先生のおかげで成功した」、受験は「塾のおかげ」または「運が良かった」。文化祭でも演技をほめられたことはない。作文と短歌だけは「いいんじゃない?」って言われたような気もする。

 

そんな母でも私を頼ってくれたこともあるようで、妹と母が喧嘩した時は母の愚痴聞き役を私がしたり、妹が荒れている時は私がいろいろと聞き出して母に報告(と、自分の考え)を伝えたりもした。

妹は何か目に見えない障害を抱えているようで(BPDじゃないかなと思うこともある)、姉と私は健常児だったから妹にかける手間の方が多かったと思う。で、それを幼いながら敏感に感じていた姉と私は母に私達も手間をかけてほしかったのかもしれない。

 

いろいろ書いたけど、それでも結婚してからの私は必要が無ければ実家に行こうとは思わない。2015年5月に結婚したけど、帰ったのは多分4回。結婚式やら法事やらでもう少しあってはいるけどね。

 

この記事がいくつか当てはまったので、対処法も併せて読み込んでおきたいと思った。

→母親が嫌い・・!どうしても好きになれない5つの理由!その解決策4つを教えます
https://welq.jp/13017