El Diario Del Bufón Del Rey Lear

元リアの道化による独り言とか。

お弁当

結婚するまで母がお弁当を作ってくれていた。正直お弁当がプレッシャーで苦痛だった。というのもお弁当だと「食べなきゃ」という義務感みたいなのが働いて食欲が無くてもラーメンとか牛丼が食べたくてもお弁当を食べないといけないからだ。

母のお弁当は彩も栄養もいいんだけど、一つのお弁当箱にご飯、おかず、果物を入れるので温めたくても温められない。冷めたお弁当でもまあまあ美味しいんだけどやっぱり温かいものを食べたいと思っていた。

それでもどうしても食べられない時があって必ずお弁当箱を洗う時に「ごめん、今日は食べられなかった」というのが心苦しかった。時々お弁当を持って行くのを忘れることもあってそれも心苦しい。というのも一度妹がお弁当を忘れた時に「せっかく作ったのに忘れられると腹立つのよね」と言っていたのでそれ以来怖くて仕方がなかった。

 

結婚してからは当たり前だけど自分のお弁当は自分で作る。でも朝は作れないので前日の夜に作っている。と言ってもほぼ冷凍食品で卵を焼いているぐらいで、あと工夫しているのはご飯の代わりにおからを入れていること。母のお弁当には程遠いけど通勤に2時間かかる身としてはうまくやれているんじゃないかなと思う。良人はお弁当がいらないのでそれも楽。しかし彼は外回りや会議などが多いしひどいとお昼休みはずっと寝ているので食生活が心配だ。

 

私達夫婦は子供がいないし食生活はかなり諦めているのである意味仕方がないのかもしれない。でも健康診断が怖いなと思うのである。