El Diario Del Bufón Del Rey Lear

元リアの道化による独り言とか。

病気

いつか消すと思うけど、今の気持ち。

 

拒食症になりたい。心配されたい。病気になりたい。調べてみるとミュンヒハウゼン症候群に近いのかな、と思う。

 

ミュンヒハウゼン症候群についてはここでは述べないけど、どうやら子供の頃からこういう考えを持っていた。私は両親と三人姉妹の5人家族だったけど、誰か1人が風邪を引くとどんなに自分の具合が悪くても「私は病気じゃない」と思っていた。思うに子供の頃おたふく風邪を妹と同時にやってしまい、母に迷惑をかけたからじゃないかなと思う。水疱瘡とかは別々にやったけどね。

高校2年生の時、クラスに友達がいないのといろんなプレッシャーから学校に行けなくなってしまいよく保健室にいた。その時にその話をしたら保健の先生に「あなたは自分の家に病人という枠が一つしかないと思っているんじゃない?」と言われた。うん、そうだと思うよ。

 

ある年、当時まだ彼氏だった良人と過ごす年越しで食べたラーメンを戻して発熱し寝込んだ時があった。心配した良人は私にレトルトのおかゆを作ってくれたんだけどカレー粉を入れ、更に倒れた次の日、まだ具合が悪くて寝ている私を「まだ寝てるしwww」と写真を撮ろうとした。こいつ馬鹿なんじゃないかなと思った。病気になっても心配する方向が間違えているとイライラしか溜まらないことを学んだ。

 

そして今。良人は私の体重を毎日管理し(実際の体重は知らないけど日々の増減は知っている)、0.6kg以上増えると緊急事態宣言という。痩せていないと駄目らしい。という訳で私は密かに市販の下剤を買った。夜に飲んで朝は出る。一度夜中にトイレに行ったことを聞かれて「お腹が痛かったんだよ」というと、「やったじゃん、これで出ればスリムになれる」と言われた。ああ、この人はお腹が痛いことを心配してはくれないんだ、痩せていくことが大事なんだと思った。

食べて下剤で出しても痩せないらしい。それならもう食べない方がいいのかな。食べないで痩せたら綺麗になれるし、拒食症になればみんなが心配してくれる。拒食症の結果死んでも病気で死んだから自殺じゃないし。

 

ちなみに身長142cmに対して体重は49kgなので痩せすぎということは絶対にない。BMIはちょっと多めの24.3だし。大丈夫、痩せすぎは38kgらしいのでまだあと11kgぐらいある。

電話

電話が嫌い。子供の頃から大嫌いなんだけど、理由をいくつか考えてみた。

・顔が見えないので雰囲気が分からない。

・相手が今何をしているのか分からないので邪魔にならないか。

・誰が出るか分からない。

・失礼の無いように話せるか。

・聞き取れなかったらどうしよう。

・答えられないことを聞かれたらどうしよう。

・誰宛の電話か分からなかったらどうしよう。

・電話の転送うまくできるかな。

 

どの仕事でも電話は切っても切り離せないので極力電話を掛けない仕事を選びたいんだけど私のスキルでできる仕事は事務またはSE――それも未経験に近い――しかないのでやっぱり電話は必要になってくる。

コールセンターとヘルプデスクのオファーメールは見た瞬間に削除するようにしている。クレーム処理が苦手だし、根に持つ性格だから本当に嫌。妹がヘルプデスクやってて神経をすり減らしたのを見たから私は絶対にやめようと思っている。けど、その手の求人ってめっちゃ多いんだよね。

営業も苦手だから絶対にやりたくない。こうして仕事を選んでいるから安月給の会社で安月給の事務をしている以外に活路はないんだけど……はあ。

私の場合

今まで3回休職している。原因は抑うつなんだけど、カウンセラーからは双極性感情障害の2型だと言われた。自分なりに調べてみたんだけど、1型がいわゆる躁鬱病躁状態鬱状態を繰り返す。2型は躁状態が軽いというか軽躁と言われているように1型ほど躁状態が目立たず、鬱状態が分かりやすいので鬱病と間違われやすい。

 

で、何が辛いって鬱状態の時は分かりやすいんだけど軽躁状態は自分でもよく分からないということ。私だけかもしれないけど。

躁状態の時はアイディアもたくさん出てくるし仕事の効率もいいけどどっちかというと攻撃的で怒りっぽい。良人と衝突するのもこの時期が多い。

あと辛いのは鬱からの回復期。私の場合はメンタルから回復するんだけど、身体が付いていかないのでもどかしいし回復と言っても危険な方向に回復するので自殺願望が高まる時でもある。鬱期の時は自殺なんて考えても実行する元気もない。

 

発症が24歳の時なのでもう数年この病気というか障害と付き合っているんだけど、一つ学んだことがあって私は秋が苦手。毎年11月にひどく落ち込むし、ODするのもリストカットするのもこの時期。この歳になって何やってんだか……と思う。

良人は私が攻撃的になっている時良私を放置するし落ち込んでいる時はただそばにいてくれる。必死になって動かそうとした母よりまだ理解があると思うし実際実家にいるより楽になったのでその点良人には感謝してる。

 

今私が一番怖いのが母親になるということ。まだ子供を持つ決心がつかない。この病気というか障害の遺伝が怖いのと(遺伝しなくても病気のなりやすさは性格や環境だし遺伝するよね……?)、子育てに当たって鬱から軽躁に移行している時に子供を虐待しないかが心配だ。

嫉妬

いろんなことに焦げるような嫉妬を覚えるようになった。

 

・独身の友達は自分の時間が多い

・実家の妹は家事をしなくていい(今だってほとんどやってないけど)

・国際結婚の友達は異文化交流できる

・子供がいる友達や親戚は可愛い子供がいる

・毎週コスプレしているフォロワーは充実している

・カメラが趣味な良人は写真を撮るのがうまい

・大企業で働いている友達は収入が多い

・夢を叶えた友達は輝いている

・痩せている友達は綺麗だ

・背が高い友達は不便を感じない

・東京済みの友達は通勤時間が短い(私は2時間半かかる)

・車の運転ができる友達は遠くに行ける

・文才がある友達はイメージを言語化できる

・画才がある友達はイメージを可視化できる

・特技がある人は自信に満ちている

 

嫉妬したって仕方ない。分かってはいる。

肥大しすぎた承認欲求が私を苛んでいるのだ。

上ばかり見たって仕方ないのに。

 

ってか、単に自分が楽したいだけなんだな結局。

お父さん

いつだったか、父に「怖い物って何?」と聞いたことがある。テレビで中年男性の怖いものランキングをやっていた時だったと思う。父はランキングを見ながら「犯罪に遭うことかなあ……」と呟いた。死ぬことは怖くないけど、犯罪に遭ったら片腕がなくなってしまうかもしれない、お金が無くなってしまうかもしれない、と言った。思うに、それでも生きていかないといけない状況だったからだろう。専業主婦の母と娘3人が自分の肩に乗っていたのだから。

 

思えば父に対して反抗したことはない。いや、小さいのはあると思うんだけど、少なくとも覚えてはいない。父に怒鳴られたことが無いのは家族で私だけらしいと思えるほど短気な父だけどね。

そんな父に似て短歌と演劇が好きで目立ちたがり屋の私だけど、どうしても父を受け入れられない一面がある。それは嫌がっているのに愛嬌を振りまくことだ。お酒を飲むとその傾向が強まるのがいただけない。多分黙っていられない絡み酒なんだと思う。

結婚して良人の両親と私の両親を今の家に呼んで、6人で行きつけの焼鳥屋に飲みに行ったことがあるんだけどここで父が歌いだしてもう穴があったら入りたかったどころじゃなくて、スペイン流に言えば「大地よ私を呑み込め!」状態。義両親だけでなく常連客と女将さんまで彼は面白い人認定された。

 

目立ちたがり屋で趣味の俳句では先陣を切っているらしいし、営業で結構えらい地位にいるらしい彼だけど娘達の結婚式ではがちがちに緊張していた。姉の時はリハーサルがあったんだけど私の時はぶっつけ本番だったせいか、父が緊張しているところを私は生まれて初めて見た。

ちなみに父は喜怒哀楽がはっきりしている男で、母の兄や母の母が亡くなった時は血縁関係が無いのに母より泣いた。自分の両親の時はそれどころじゃなかったっていうのもあるんだろうけど。

 

父はADHDと思われる。失くした傘は両手で数えきれないらしいし、しょっちゅう駅に電話して定期やら鞄やらが無いか聞いていた。母と結婚した当初、当時は手渡しだった給料袋を落としたこともあるらしい。私は知らないけど多分携帯も落としてると思う。

食事をしていて湯呑やらグラスを倒すのは日常茶飯事。姉の結婚前、義兄一家と結納代わりの顔合わせ食事会でも開始早々紹興酒を倒してテーブルがびしょびしょになった。

今ネットで見たらADHDの特徴が大多数当てはまっているのでまあそうなんだろう。でもちゃんと孫まで見れたし大きく道を踏み外してもいないし、大丈夫なんじゃないかな。

 

母に比べて父の方が親近感はあるけど、感謝しているかというとそれは違う気もする。うまくいえないんだけど、軽佻浮薄なところがあるのでいろいろと傷つけられたきたしね。一つだけ言えるのは、父の奥さんにはなれないということだ。あの人の妻は母ぐらいじゃないと務まらない。割れ鍋に綴じ蓋って本当にあるんだなと思うよ。

相互依存の成れの果て

妹と私は双子である。周りから似ていると言われているけど、二卵性であるらしい。

 

妹はどう思っているか分からないけど、2人で1人と扱われるのがものすごく嬉しい時ととてつもなく嫌な時とあった。でもはっきり言えるのは妹がいたから、私は友達を作るというのがひどく下手だった。友達がいなくても妹と一緒にいれば独りじゃないから。

地域や学校によって差があるみたいだけど、私は妹と一度も同じクラスになったことが無い。幼稚園や小学校では別のクラスだったので忘れ物を借りたり、妹のクラスに友達ができたりといいこともあったけど悪いこともあった、気がする。入れ替わったらって言われたりとかね。

 

幼稚園の頃(もしかしたら入る前)から二次創作を始めたんだけど、大体妹と一緒に二次創作をしていた。最初は同じ作品でも妹の世界と私のは別だった。例えばAというキャラクターも妹と私で解釈が違ったし世界観も微妙に違った。ある時を境に世界観を共有してキャラクターも分業制になった。例えばサザエさんで言えばサザエさんと波平さんは妹でマスオさんとフネさんは私、というように。オリジナルキャラクターを作ったりパロディを作ったりと2人だけの世界を楽しんでいた。

 

そんな妹との世界が鬱陶しいと思うようになったのは高校か大学になってからだったと思う。分かりやすく部活に明け暮れるというダメな学生時代を送った私は妹との共依存の生活が少しずつ苦しくなっていった。まあ大学で初めての彼氏と別れた時に最初に愚痴ったのは妹なんだけど。

はっきりと依存が苦しくなったのは良人と付き合い始めてから。母親もそんなに好きじゃないので良人の家が息抜きの場所になっていった。妹と衝突するようになったのも良人と付き合い始めた頃からで、結婚を意識するようになってからはいつまでも私から離れようとしない妹にうんざりしていた。そうは言っても私だって依存していたので何かと頼ったり呼び出したりはしていたけど。

 

私が結婚して物理的に距離が離れたことにより、心の距離も離れるようになった。私には自分で作り上げる家族(まだ子供はいないけど)ができたので妹の優先順位はどんどん下がったけど妹は私を優先順位の上の方にまだ置いているらしく、SNSをチェックしたり何かと呼び出したりしてくる。SNSは本当に怖くて、妹に言ってないのにSNSに書いた予定を把握されたり「SNSで見ましたが」とか連絡してきたりすることもある。そんな訳で複数あるTwitterのうち鍵をかけたのもあるし教えていないものもある。

 

ひどい喧嘩もしたし縁を切ろうとしたこともあるけど、今は良人の「妹じゃなくて友達だったらどう対応するか考えたら?」とうアドバイスをもとに行動している。

思い込み

自分を猫だと思うことにすると大抵のことが納得できる。

・人間だと超低身長(31歳にして142cm)→猫だと大柄

・家事嫌い→猫なのに洗濯できる

・仕事嫌い→猫なのにOffice製品を使用できる

・人見知り→猫だから「猫ちゃん(はぁと)」と寄ってこられると逃げる

・触られるの嫌い→猫だからたやすく人に触らせない

・いつも眠い→猫は「寝子」って書く

・寂しがり→猫だからご主人(=良人)が構わないと邪魔をする

・寒がり→猫だから暖かい場所を求める

・抜け毛がひどい→猫だから換毛期がある

・お風呂嫌い→猫が水嫌いなのは当たり前

・虫嫌い→猫なのに!?!?

 

とまあ最後にオチみたいなのはあるけど、自分が猫だと思うと幾分気が楽になるのでお勧め。

猫が嫌いな人は犬でもハムスターでもうさぎでもなんでもどうぞ。ただし、イルカとか狼とか熊とか、人間より頭がいいとか強いとかいうイメージの動物だと凹むのでご注意を。愛玩動物がいいと思います。