El Diario Del Bufón Del Rey Lear

元リアの道化による独り言とか。

特徴

先日のコスプレの併せ(複数キャラクターが集まっての撮影会)でのこと。コスプレイヤーが私を入れて3人でカメラマンが1人のまあ小規模と言っていいほどの併せだった。コスプレイヤーのうち1人は初めて会う人だったけど、もう1人のコスプレイヤーは前に1回会っているし、カメラマンのAさんは今回が4回目かつSNS上では何度かやり取りさせていただいている方だった。

 

Aさんは前にとあるSNSで繋がっていた方で、Twitterで繋がったのは去年ぐらいからである。プロフィールに「障碍者」「ノンシス」とあったのだけど、最初はちょっと驚いたけど別段特に気にも留めていなかった。余談であるが私にとって他人のセクシュアリティとか障害の有無とは、最初はびっくりするけどその人を彩る1つの特徴でしかない。自分の深層心理ではわからないけど、表層の意識では眼鏡をかけているとか左利きであるとか外国人であるとかと何歳だとか血液型がどうとかと同じレベル。だって私も双極性感情障害だし、超低身長に分類される142cmだし、二卵性双生児だし。分類すれば幾らでもマイノリティである。

話を戻してAさん。一応外見は女性ではあるけれど雰囲気は男性的でもあるし、着ている洋服も女性的というよりTシャツにジーンズといったユニセックスのカジュアルな感じ。ブログを拝見したところトランスジェンダーとのことらしいけど別にだから何だという感想しかない。しかしヘルプマークを鞄に付けていたのは初めて知った。Aさんの障害が何なのかわからないんだけど聞いていいのか悪いのか分からず今に至る。

 

まあ、実際にお話しして写真を撮っていただいているとそんなの些末な問題でしかなく、撮った写真が素晴らしいことには変わりない。むしろ私の身長が低すぎることとかメイクが下手なこととかウィッグのセットが下手とかそっちの方が問題である。

死ぬこと

良人が死恐怖症というやつらしい。タナトフォビアと一般には言われる症状で、少し調べてみたらパニック症状の一つらしい。確かに彼は幼少期に死ぬことについて考えていたら恐怖で眠れなくなって両親の部屋に駆け込んだことがあるとか、私に抱き着いて黙り込んだことがある。

翻って私は精神疾患があり、主治医によれば抑うつ不眠症、カウンセラーと別の病院では双極性感情障害2型かつアスペルガーの傾向があるので簡単に死にたいとか消えたいとかいうタイプなのである。そんな話をすると良人に「俺がいるのに死にたいのか」と言われるが、死にたいものは死にたいのである。

良人の話に戻ると、彼はどんなに辛いことがあってもタナトフォビアのため自死という選択ができない。いつかは死ぬのだけどその恐怖に耐えながら生きている辛さを私には想像できないけど、寄り添うことならできる。彼の発作の時私はただそばにいることしかできないのが辛いけど。

 

今日11/29はジョージ・ハリスンの命日である。私達夫婦はいわゆるビーキチなのでこの時期と12/8のジョン・レノンの命日はしんみりするのだけど、ある時酔っ払った良人が「ジョンもジョージも経験しているけど死とはどういうことか語ってくれない。死んだら死に続けるんだ。怖い」と呟いていた。確かに死んで戻ってくることはできないので死ぬという体験ができないのだけど……。

 

今日漫然と生きている一日は誰かが生きたかった明日だという言葉は綺麗事な気がしてあんまり好きじゃないんだけど、やっぱり私が生きている今日は誰かが生きられなかった明日なんだろうなと思う。

木を見て森を見ず

一部の人のせいで全体が悪く見えるということはよくあることで、オタクなんかいい例ではないだろうか。

何かオタクが犯罪者になると「これだからオタクは」ってなるんだけど……あとイスラム教徒。過激派の活動が派手だから穏健派とか絶対に困惑していると思う。沖縄の米軍基地だって罪を犯す軍人は一握りで、だから「米軍は出て行け」って違うと思うんだけどなあ……。言っておくけど、だからといって基地を容認している訳ではない。犯罪者になるのは国籍って関係ないと思うからね。日本人だってこの前の相模原の事件のように残虐な犯罪者もいる。でもだからって「これだから日本人は」ってならないと思う。

 

今気づいたんだけど、マジョリティの中での一部の人においてそういう事象はないのではないかな。先程の例においては日本において「これだから日本人は」っていうのがないように、世界的にはイスラム教徒よりそれ以外の信徒を足した数の方が多いので「これだからイスラム教徒は」ってなるのではないかと。だから日本から出て行けば「これだから日本人は」って言われるんだろうな。

 

ちなみに、私のようなぬるいオタクでも「これだから○○のファンは」という話はよく聞く。オタクというだけで一括りにはできない。そう、イスラム教徒にシーア派スンニ派がいるように。

紅白歌合戦

紅白歌合戦って今でも見てる人いるのかな。視聴率30%は越えているっていう話だけど。

子供の頃から紅白歌合戦は見ているけど、大体後半の演歌になるとかるたをしたりトランプをしたり百人一首をしたりしてほとんど見ていなかった。母はその間に年越しそばやおせちの準備をしていたと思う。

初めてちゃんと見なくなったのは社会人になってから。当時SEだった私は大晦日に仕事となりそのまま飲み会に行き紅白は見なかった。

今の良人と付き合いだしてからはとびとびで見ていたけどほとんど見た覚えがない。Twitterとかでたまにアニソンが盛り上がっているなーぐらいの印象だった。ちなみに良人の実家は紅白を見る習慣が無いらしい。

 

さて、今年。私が好きなポルノグラフィティも出ないしゴールデンボンバーの「女々しくて」もないしSMAPも出ないし、パーフェクトヒューマンぐらいかな見るとしても。

表音文字と表意文字

目という単語があるけど、表意文字ってすごいよなって思う。これ一文字で意味わかるしね。英語だとeyeと3文字でようやくわかる。

 

でも、表意文字には欠点があって漢字(しか知らないんだけど。あとヒエログリフとかそう?)をある程度数を覚えないと文章が読めない。前後の文脈から推理するという方法もあるんだけどね。その点表音文字はアルファベットだったら26文字覚えればいいから楽。まあ一長一短ですね。なので私は表音文字の文化がすごいとも、表意文字の文化がすごいとも思えない。

それでも時々日本語はひらがなカタカナ漢字覚えなきゃだめだから面倒だという人がいるんだけどね。まあ面倒だよそりゃ。でもさ、アルファベットの文章って言ってみればすべての文章がローマ字で書かれている訳で、読み込まないと意味が分からない。眺めるだけで意味が分かる文章とは違うのですよね。

 

日本語における漢字の難点を挙げれば読み方が分からないという所だろうか。特に固有名詞に多い気がするんだけど。例えば羽生と書いても「はにゅう」と読む場合と「はぶ」と読む場合があるとかね。英語でも読み方が分からないのも時々あるけど、日本語の比じゃないと思うのは私だけだろうか……。

鋼の錬金術師における女性達

私が好きな漫画の一つに「鋼の錬金術師」がある。最近気が付いたのだけど、鋼の錬金術師は性別による役割分担が無いなあと思う。

まず錬金術師はほとんど男性なんだけど、主人公エドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリックの師匠イズミ・カーティスは女性だし、シン国ので錬丹術を使うメイ・チャンは皇女である。

続いて軍部。こちらもほとんど男性だけど北方司令部の最高司令官であるオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将は女性だし、エドの盟友(?)ロイ・マスタング大佐の副官リザ・ホークアイ中尉も女性である。

他にも作品のヒロインである機械鎧技師のウィンリィ・ロックベルも宝石より機械鎧に興味があるという設定だし、その祖母であるピナコ・ロックベルも機械鎧技師で更には煙管を咥えている。

勿論作品には主人公エルリック兄弟の母親トリシャ・エルリックやマース・ヒューズ中佐の妻グレイシアといった良妻賢母の役割を充てられている女性もいるし、敵役のラストはホムンクルスだけど「女」であることを最大限利用している。前述ロイ・マスタングの養母は女の子がお店にいる飲み屋のママだしね。

 

健気に待つ女性が好きな人もいるんだろうけど、私はそういうの苦手だから自ら行動する鋼の錬金術師の女性達は好感が持てる。